初心者向け

ネックラインとは?トレンド転換を見極めてエントリーの根拠にしよう

ネックライン

こんにちは、立早ノノノです。

FXをしていると、「ダブルトップのネックラインを抜けた」といった言葉をよく耳にすると思います。

ネックラインはダブルトップや三尊などが完成したかどうかを決める大事なラインです。

今回は、ネックラインの引き方ネックラインを根拠にしたエントリーのタイミングについてご紹介します。

ネックラインについて知っておくとトレンドの初動を掴みやすくなりますし、自分のエントリーに自信を持ってトレード出来るようになりますよ。

ネックラインの基本

ネックラインはダブルトップや三尊とセット

ネックラインを語る上で切っても切り離せないのが、ダブルトップ、ダブルボトム、三尊(ネック&ショルダー)、逆三尊の4つです。

ネックライン1

これらの形は今のトレンドが終わって反転するときのサインとして、多くのトレーダーに好まれています。

ネックラインとは下の図のように、ダブルトップや三尊の山や谷を結んだ線のことをいいます。

ネックライン2

どこに引けば良いのか分かりやすいですよね。

FXにおいて、分かりやすいラインというのは実は結構重要です。

見てすぐ分かるという事は、それだけ多くの人が注目しているという事になります。

すると、そのラインで反射した時やブレイクした時にたくさんのトレードが行われるため、価格が一気に動く事になります。

トレンドラインやレジサポラインのブレイクがトレードチャンスとしてよく紹介されるのはこの為ですね。

ただ、複数の点を結んで作られるトレンドラインやレジサポラインと違って、ネックラインはたった1点または2点で引けてしまうラインです。

では、トレンドラインやレジサポラインと同じように、ネックラインが重要なラインとして注目されるのは何故でしょうか?

ポイントは高値安値の更新

ネックラインが重要なラインとされる理由には、高値と安値の更新が深く関わっています。

ダウ理論によると、トレンドとは高値と安値を更新しながら続いていくものだそうです。

ここで改めてダブルトップや三尊の図を見てみると、高値・安値を更新できずに逆方向へ切り下げてしまっているのが分かると思います。

ネックライン3

これが、ダブルトップや三尊などがトレンド反転のシグナルとして注目される理由です。

だとするとネックラインは、高値・安値を更新できずに切り下げてしまうポイントを、ひと目で分かるようにしたラインという事になりますね。

そのためダブルトップや三尊は、ネックラインを越えて初めて完成したと見なされます。

「ダブルトップを作りそう」というだけでえいやっとエントリーしてしまうと、実はまだ買いの勢いが残っていてすぐ上昇してしまった、なんて事がよくあるので、きっちり完成を待ってからエントリーするようにしましょう。

ネックライン4

ネックラインを利用したエントリー方法

ここからはネックラインを使ったエントリーの例を実際のチャートで見ていこうと思います。

一般的なネックラインブレイクでのエントリー方法に加えて、私がオススメするマルチタイムフレーム分析を利用したエントリー方法も紹介しますよ。

1.エントリーはネックラインを「抜けて戻して反射して」から

ネックライン5

上でも書いたように、ダブルトップや三尊は、ネックラインを越えて初めて完成したと見なされます。

なので、少なくともローソク足の実線部分がネックラインを越えて確定するまではエントリーを我慢すべきです。

更に言えば、近年の相場はラインを抜けても一度そのラインまで戻って来る事が多々あります。

つまり、ネックラインを越えた後で一度ネックラインまで戻り、そこから反射したタイミングが最もオススメのエントリーポイントです。

これはトレンドラインやレジサポラインにも言える事なので、覚えておくと様々な場面で使う事が出来ますよ。

2.大きな流れに沿い小さなブレイクでエントリー

最後に、マルチタイムフレーム分析を利用した私もおすすめのエントリー方法をご紹介します。

マルチタイムフレーム分析とは、長期足から短期足までいくつもの時間足を確認しながら相場の流れを読むテクニカル分析の1つです。

やり方を簡単に説明すると、

  1. 大きな時間足のトレンドの押し目付近で
  2. 小さな時間足のトレンド転換をネックラインのブレイクで狙う

というものになります。

実際のチャートで見てみましょう。こちらはEUR/USDの週足です。

200120 EURUSD 週

週足の流れは下降トレンドで、青い移動平均線(MA50)が戻し目になっていますね。

このチャートの右端を日足で詳しく見てみると、日足は緩やかな上昇トレンドです。

200120 EURUSD 日

そして、この上昇トレンドが三尊の完成によって今まさに反転しようとしています。

こんな時は絶好の売りチャンスです。

ここでローソク足がネックラインをしっかり抜けたことを確認してから、売りでトレードを仕掛けていきましょう。

結果は次の通り。週足の大きな流れに沿い、日足の小さなトレンドの反転を狙ってネックラインのブレイクでトレードすることで、大きな利益を獲得することができます。

200130 EURUSD 日

もちろん1時間足や15分足でも考え方は同じです。

どんな組み合わせで行うときも、必ず上位足の流れに逆らわないよう注意しましょう。

まとめ

ネックラインの基本とネックラインを利用したトレードの例をご紹介しました。

  • ネックラインはダブルトップや三尊といったトレンド転換のシグナルが完成したかを見極めるためのライン
  • エントリーはネックラインを越えた後で。1度戻って反射した後が特に狙い目
  • 上位足のトレンドに沿い、下位足でネックラインを使ってトレンド転換を狙うと良い

ネックラインをさっと引くことが出来れば、何も目印が無い状態よりも格段にエントリーがしやすくなります。

チャート上の色んな場面で試しに引いてみて、どんな時なら勝ちやすいのかぜひご自身で確かめてみてください。

それでは、日々のトレードも頑張りましょう。

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